節約メンテナンスブログ

何でも長く使っていると、大事にしていても汚れがたまったり動きが渋くなったりします。ここはとりあえず買い替えたこととして・・・ダメ元で分解修理・清掃を行った内容をお伝えします。

ユニットバス 水栓の分解清掃

INAX製ユニットバスの水栓を分解清掃しました

型式は BF-M648TR-D-PU1

写真のタイプのユニットバス水栓です

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今回の分解清掃で、ここまで分解します!

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所要時間:2時間

必要工具:ウォーターレンチ(専用ツールの代わりに使用)

     ドライバー

     シリコン(白)

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事前準備 :部品洗浄用の水を風呂桶等に確保しておく

      作業中はユニットバスの蛇口とシャワーが使用できなくなります

      洗浄にはかなりの水を使ったので、余裕持った量の確保をお勧めします

注意!:「5.テーブル取り外し」で特に取り外しが難しい2点の部品について

     記載しています。作業前に本記事をすべて読んで頂き、作業のリスクを

     納得された上で分解清掃作業を行ってください

 

 

1.蛇口の取り外し

 

最初に、蛇口のふたを外します。

写真の矢印の部分に切欠き(小さい穴)があるので、そこをマイナスドライバー等でこじってふたを取ります。

注意!:メッキ部品は傷つきやすいので、傷がつかないように切欠きや

              ドライバーを布やテープ等で養生することをお勧めします。

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切欠き部分の写真です。

この穴をマイナスドライバー等で手前にこじるとふたが外れます。

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ふたの裏側の写真です。

爪が4本ありますので、ふたを外す際に折らないように注意してください

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ふたが外れたら、中央の白い部品を外します(写真の黄色矢印の部品)

手で引っ張ると外れますが、私が作業した時は固着していてマイナスドライバーで少し手前に引っ張るようにこじりました

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白の部品を外せば、蛇口取っ手が外れます

注意!:外す前に蛇口取っ手の位置がわかるようにしておきましょう

    次回取付時に取っ手の位置を合わせないと使いづらくなります

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蛇口取っ手を外せば、写真のような白いギアの様な部品があります

これも引っ張れば外れます

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蛇口取っ手関連部品が外れたら、次に黒い部品を外します

反時計方向に回せば外れます

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2.温度調整取っ手取り外し

 

こちらも取り外します

蛇口取っ手側と同じ要領で外せます

写真はメッキのふたを外したところ

注意!:取り外す前に、取付時に取っ手の向きがわかるようにしておいてください

    取付時、時計に例えると2~3分ぐらいのピッチで取付位置をズラせます

    →誤ってズレて取付ができます!

    ここがズレると作業前後でシャワー等の湯の温度が変わるので、取っ手を

    真上にしてから取り外す・・・等、ズレないように工夫して作業してください

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どんどん部品を外していきます

注意!:後で気付いたのですが、温度調整側はさらに白の部品が外れます・・・

    作業写真は外せていませんが、取り外してください

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これまでの作業で取り外した部品は以下になります

※温度調整側の白の部品は下の写真から漏れてます・・・

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3.シャワー取り外し

 

シャワーを取り外します

写真では右側にシャワーがついていますが、左側についているものもあります

外し方は同じです

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写真の矢印の部品を回せばシャワーが外せます

固い時はウォータープライヤー等で緩めますが、ここも傷がつかないように布などを巻いてから工具でつかむことをお勧めします

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4.化粧板取り外し

 

薄い青緑の化粧板を取り外します

この状態では、化粧板は両端の爪で固定されている状態です

両端の爪を外します

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写真の矢印の部分を強めに押すと爪が外れます

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反対側も同じように爪を外せば化粧板が外れます

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先に触れましたが・・・写真の部品、引っ張ったら外れます

私は化粧版外してから、この部品が外れることに気付きました・・・

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こんな形状です

外して洗浄してしまいましょう

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5.テーブル部分取り外し

 

最後の大物です。テーブル部分を取り外します

専用工具がないと取り外しが難しい部品が2点あります

私はウォータープライヤーで取り外しましたが 非常に固くてゴムシートで養生していながらも2点中1点のメッキ部品に傷をつけてしまいました。傷がつくと目立つ部品です。外せそうになければ、ここまでの作業とする、業者殿に委託する・・・等、無理に作業を進めないことをお勧めします

 

蛇口先端の整流口部を外します

手で回せば外れましたが、固着している場合はプライヤー等でつまんで外します

ここも傷付き注意です

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まだ部品が部品が出そうです(実際の入手可否は未確認。LIXILのホームページ情報)

品番 A-200、品名 整流口部、製造開始は1993年6月からなので製造廃止近いかも

この部分は水の中のゴミなどで詰まりやすい部分なので、日頃からの洗浄が必要ですね

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手強い部品を外す時がきました

メーカーは「専用工具KG-30を使用すること」と記載しています

しかし、そんな工具持ってなく 今回の為だけ買う気もなく・・・

なんとか手持ち工具で外しました

少し厚手のゴムシートで養生して、ウォータープライヤーで傷付き覚悟で作業しました

私はゴムシートが破れる前外れてくれました

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同じ要領で、シャワー側の固定部品を取り外します

私が作業した時はゴムシートが負けて穴が開き、部品に傷をつけてしまいました

というか、普段からの掃除不足で若干錆が出てました

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これらの部品ですが、

蛇口側 品番 37-1109

シャワー側 品番 37-1177

で、まだ部品がでるかも。LIXILのホームページには製造廃止と書いてません

製造中とも書いてませんが・・・

 

あとは簡単に外れます

テーブル両端が、それぞれネジ2本で固定されているので外してください

注意!:このネジ穴はシリコンで防水処理をされていました

    取付時に同じ様にシリコン防水処理が必要なのでシリコンの準備要です

まず左側

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そして右側

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あとは手前に少し傾けるようにして取り外してください

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最後に矢印の樹脂部品を外せばすべて外れました

注意!:このネジ穴はシリコンで防水処理をされていました

    取付時に同じ様にシリコン防水処理が必要なのでシリコンの準備要です

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作業写真では、とても公開できるような状態ではなかったので 洗浄してから写真を撮っています。実際はアマゾンの奥地みたいな状態で 洗う前にティッシュでツタみたいな汚れの除去が必要でした

組立

分解した逆の手順で組立ます

ネジのところに施工してあったシリコンお忘れなく

白い樹脂の部分

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テーブルの左右固定部分

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それぞれにシリコンで防水処理をしてからネジ取付を実施します

 

最後に

私がこの分解清掃に踏み切ったのは、風呂掃除をしていた時に 歯ブラシでは落とせないテーブルの隙間の汚れや、どこからともなく出てくるワカメみたいな膜状の汚れをなんとかきれいにしたく実施しました

清掃後のすっきり感を味わってください

温度調整の取っ手取付角度は注意です

私は少しずらして取付けてしまったようで、お湯の温度が冷たくなりました・・・

取付角度修正したら直りましたが、ちょっと焦ります