節約メンテナンスブログ

何でも長く使っていると、大事にしていても汚れがたまったり動きが渋くなったりします。ここはとりあえず買い替えたこととして・・・ダメ元で分解修理・清掃を行った内容をお伝えします。

100均イヤホンスプリッターをイヤホン・マイクの分配に改造

windows7パソコンで使用していたヘッドセット。

たまたま安く買えて1000円しなかった製品ですが、特に可もなく不可もなく使用していました。

 

使用していたパソコンは、マイクと音声が別々の入出力端子となっていたので ヘッドセットも別々の入出力端子のものを購入していましたが、時代の流れでパソコンを windows10品に変更することとなりました。

そのwindows10パソコンのマイクと音声入出力端子は、1体型の4極プラグでした。。。

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ヘッドセットを4極プラグ品やUSB品に買い替えるのは、まだ使えるのでヘッドセットがもったいなく思える。

ならば、4極のプラグをヘッドホンの3極プラグとマイクの3極プラグに分配するイヤホン・マイク分配ケーブルを探してみたのですが、地味に高い。。。

 

目線を変えて、改造して使えそうなものがないかと探してみたところ、100均で見つけました。

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イヤホンスプリッター。

使えそうと思ったポイントは、プラグ形状が「4極プラグ」になっているのと、「イヤホンマイク対応」と記載してあること。

 

ほしいのは、下図のような分配

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このイヤホンスプリッターが、「イヤホンマイク対応」ということは 下図のような分配になっているはず。4極プラグの各信号が単純に2つに分配されている(予想)。 

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これを下図の様に接続変更できれば、イヤホン・マイク分配ができる!。。。と考えました。

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さっそく構造を確認してみます。

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 スプリッターの出力側から分解できそうです。

合わせ面にカッターを挿し込んでいくと、中身が抜けました。

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カップ状の外装に入出力端子がモールドされています。

どうやって接続されているか目視不可能。。。モールドを削ってみます。

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だいぶん構造が見えてきました。

各端子は白色の配線で結線されていましたが、モールドと見分け付かず一緒に削ってしまいました。。。

 

 こんな端子配置のプラグ側部品と

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こんな端子配置のジャック側部品が

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こんな感じにモールドされていました。

そして各端子間を白色の配線で結線されていました。

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ここまでわかれば、あとは下図のように配線しなおします。

もともとの配線を見てもわかるように、そんなに太い線は不要です。出来るだけ細い線で少しだけ長めに結線します。長めにする理由はケースに戻す時に作業をやりやすくする為。

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配線できたら、グルーガンで再度モールド。

ケースに戻します。

接着剤をケースに流し込んで、固まる前にプラグとジャックを元通りの位置で固定します。

ここで、配線を長めにしておけば 先にプラグ側を固定しておいて、後でゆっくりジャック側の作業に取り掛かれます。

下図は完成写真。

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見た目はイヤホンスプリッター。

お好みにより、マイク側とヘッドホン側がわかるようにシールを作ってみてもいいかもです。

私はあえてそのままの形で使ってます。