エアコンダクトカバーのずれ対策
エアコンを設置した時にエアコンダクトカバーを付けてもらうことがあります。
うちは工事費+ダクトカバーサービスキャンペーンの時にエアコンを購入し、ダクトカバーを無料で取り付けてもらいました。
このダクトカバー・・・設置してしばらくはいいのですが、1年も経つと ずれてきませんか?
うちのは ずれています。
気付いた時に、元の位置まで直すのですが いつの間にかずれています。
そして、根本的な対策をせずに放置しておいたところ。。。
パイプの断熱材劣化と、電源ケーブルのモールド部分が太陽光にさらされひび割れが発生しました。(約10年放置。劣化部分撮影の為にいつもより数cm下までずらしています)
エアコンも10年選手となっていますが、幸い当たり製品だったのか まだまだ頑張ってくれそう。なので、この部分の補修とダクトカバーずれ対策(小細工)をしてみます。
小細工をしなくても、下写真のようなエアコンダクト端末カバー(因幡電工製 【SEN】端末カバー。写真はHPより引用)が準備されているので、そちらを利用するとスマートに対策できます。(これもエアコン工事時につけておいてほしいですね)
ただし、壁にネジを打つ加工は必要です。
まずは断熱材を直そう
今回はダクトカバーのずれだけではなく、断熱材も劣化して破れてしまっているので まずは断熱材の修理を行います。
① ダクトカバーの手前部分を外して作業しやすいようにします。
② 断熱材の破れた部分を取り除きます。
カッターで切断して取り除きましたが、修理不要な部分まで傷つけないようにご注意を。
③新しい断熱材を巻きつけ
ホームセンターで購入した断熱材を巻きつけます。
専用っぽいのも売ってましたが、どうせ10年選手ですし・・・安さで選択。
2mで98円の汎用品を購入しました。
テープは手元にあった配線加工用のテープを使いました。
以上で、断熱材の修理は完了!
④ダクトカバーずれ防止対策部品の準備
次にダクトカバーのずれ防止対策をします。
今回ずれ防止対策に使用したのは 車用のトリムクリップ。
橙色で強調表示している 2~3mmの厚み用のトリムクリップを使用。
下穴径は直径6mmですね。
⑤ ダクトカバーの加工
このトリムクリップ、挿し込み代を考えておく必要があります。
ダクトの結束工事状態をみると、左に寄って結束されており 右側にスペースがあります。このスペースを狙ってトリムクリップで固定します。
ダクトカバーの橙丸印部分に直径6mmの穴をあけます。
同様にダクトカバーの筒形状側にも穴をあけます。
左側にも穴が開いていますが、ダクトカバーに穴をあけるときに裏返した状態で右側に穴をあけてしまった凡ミスの結果です。。。
⑥完成!
ダクトカバーを元通りはめ込んでネジ固定。
そして穴をあけた部分にトリムクリップを挿し込めば完成です!
これで もうダクトカバーがずれることはありません!
そして接着剤や結束バンドではなく 取り外し再利用可能なトリムクリップを使用したのでメンテナンス性も ひと手間増えた程度です。
⑦(参考例)結束バンドを使った固定
トリムクリップを使った固定の前に結束バンドでダクトカバー固定を試みています。
結果・・・イマイチ。
取り外しの度に結束切らなきゃいけませんし、結束しにくいですし。
そして大きなずれは防げますが、結局ちょっとずれる。。。
なので、今回は手間は掛かりますが ずれが収まるトリムクリップ方式を紹介させて頂きました。
ただ・・・このトリムクリップを使った固定方法。トリムクリップの色が黒しか見たことないのでベージュ色等のダクトカバーずれ対策にはイマイチなんですよね。。。